電動自転車ってどうやって処分するの?バッテリーもそのまま捨てられる?
電動自転車を無料で引き取ってもらえる方法があれば知りたい…
このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では電動自転車の処分方法を詳しく解説していきます。
処分方法によってメリットやデメリットは大きく異なるので、自分に合った方法を選んで賢く処分をしましょう。
電動自転車の処分するときは防犯登録の抹消手続きが必要

電動自転車を処分する際は、防犯登録の抹消手続きをしておきましょう。
この手続きをしっかり踏んでおかないと、後々トラブルに巻き込まれる可能性があります。
例えば、次の利用者がそのまま使い続けて、警察から職務質問をされた場合、盗難車と勘違いされて自分にまで連絡が来てしまいます。
また、防犯登録の抹消は所有者とその家族しか行えないため、次の所有者が扱いに困ってしまうということも考えられます。そのため、防犯登録の抹消は非常に重要です。
抹消の手順としては非常に簡単で、身分証を持って自転車販売店に該当の電動自転車を持って行くだけです。
ただし住んでいる地域によって多少の違いがあるため、念のために住んでいるエリアの自転車防犯登録協会に問い合わせておくことをおすすめします。
売れば処分費用をかけずに手放せる
電動自転車は売ることで処分費用をかけずに手放せます。
別の言い方をすれば、売れる電動自転車をお金をかけてまで捨てるのは非常にもったいないです。
電動自転車は普通の自転車よりも何倍もの価値があるので、できるだけ高値で売って後悔のないようにしましょう。
パンクしている場合は直してから売ったほうが良い
もし電動自転車がパンクしている場合は、直してから売ったほうが良いです。
パンクをしているだけで印象は悪くなって、買取額が大きく下がる可能性があるためです。
また、もし可能であれば自分でパンクを直しましょう。
自転車のパンクを直す器具は100円ショップでも売っています。お店に頼むと1,000円~2,000円かかってしまうので、これだけで大きな差となります。
自転車のパンクが直せるようになると、今後にも確実に役に立つのでこの際に覚えておくと良いですよ。
電動自転車の処分方法6選

ここからは電動自転車の処分方法を6つ紹介していきます。
それぞれの処分方法のメリットと注意点も併せて紹介しているので、ぜひとも参考にしていただき、あなたに合った方法を選んでください。
電動自転車の処分方法6選
- 粗大ごみとして捨てる
- 自転車の販売店で引き取ってもらう
- リサイクルショップに売る
- ジモティーで譲る
- 処理施設へ持って行く
- 不用品回収業者に依頼する
粗大ごみとして捨てる
最も一般的な方法は粗大ごみに出すことです。
粗大ごみで電動自転車を捨てる手順は以下の通りです。
電動自転車を捨てる手順
- 粗大ごみの回収を依頼する
- コンビニなどで粗大ごみ処理券を購入する
- 回収日になったら電動自転車を指定の場所へ出す
売るのが面倒な場合は粗大ごみを利用しましょう。
自治体の一例 |
電動自転車の分別 |
世田谷区 |
粗大ゴミ(バッテリーは外して販売店へ) |
横浜市 |
粗大ゴミ(バッテリーは外して販売店へ) |
千葉市 |
要確認 |
名古屋市 |
粗大ゴミ |
メリット:申し込めば確実に捨てられる
粗大ごみで捨てるメリットは、シンプルに簡単に捨てられる点です。
他の方法と違って手順を追えば時間はある程度かかりますが確実に捨てられます。
余計なことを考えずに「とにかく捨てたい!」と考えているなら粗大ごみを利用しましょう。
注意点:バッテリーと本体は別々にする
粗大ごみで捨てる場合は、バッテリーと本体を別々にして捨てましょう。
バッテリーは自治体では回収してもらえないことがほとんどです。
購入した自転車屋さんで回収してもらうか、一般社団法人JBRCの回収協力店に依頼しましょう。
またバッテリーだけを後述する不用品回収業者に依頼するのも一つの手です。
参照:JBRCの協力店・協力自治体
電動自転車の販売店で引き取ってもらう
電動自転車の販売店で引き取ってもらう方法もあります。お店によって処分費用は異なりますが、買い替えるタイミングで古い電動自転車を処分できるため手間がかかりません。
たとえばあさひでは自転車を1,980円で引き取ってもらえます。すでにサイクルメイトに加入している方は無料です。他にもコーナンやイオンでは、自転車を1点購入すると古い自転車を無料で引き取るサービスを提供しています。
これから電動自転車を買い替える方は、引き取りサービスのあるお店で購入すると良いでしょう。
参考:出張修理引き取り・お届けサービス あさひ、イオンバイクモール、コーナン
メリット:自宅まで引き取りに来てくれるサービスも
販売店の中には、自宅まで引き取りに来てくれると電動自転車が動かなくなってしまったときにお店まで持ち込むのは面倒ですよね。
あさひの引き取りサービスは自宅まで集荷に来てくれるため、電話一本で電動自転車を処分できます。また、防犯登録の抹消も同時にお願いできるのもメリットといえます。
リサイクルショップに売る
リサイクルショップに売るのが一番のおすすめの処分方法です。
リサイクルショップで売る手順は以下の通りです。
リサイクルショップで売る手順
- 事前に買取の予約をする
- リサイクルショップへ自転車を持って行く
- 査定額に納得がいけばその場で売る
事前に予約をしていないと、スタッフの手が空いておらず査定に時間がかかる恐れがあるので注意してください。
電動自転車は高価で売れやすいので、ぜひとも一度チャレンジしてみましょう。
メリット:売れれば処分費用が掛からない
リサイクルショップでは、売れれば処分費用が掛からないのが大きなメリットです。
それどころか、状態によっては数万円で売れて小遣い稼ぎができることも少なくありません。
たとえ売れなかったとしても、そのまま電動自転車に乗って帰るだけなので、特に手間もかかりません。
時間に余裕があるなら一度リサイクルショップに立ち寄って、査定してもらいましょう。
注意点:帰り道が大変
リサイクルショップで売る注意点としては帰り道が大変な点です。
電動自転車をリサイクルショップで売る場合は、売るための自転車に乗ってお店まで向かうことがほとんどです。
そのため、帰り道の足がなくなって大変です。
帰り道に電車やバスは利用できるのか、家族に車で迎えに来てもらえるのかなどしっかりと考えておきましょう。
ジモティーで譲る
電動自転車はジモティーで譲る方法もあります。
ジモティーならたとえボロボロの状態でも、パンクをしていても引き取り希望者が出てくる可能性があります。
利用手順としては以下の通りです。
ジモティーの利用手順
- ジモティーに登録する
- ジモティーに電動自転車を出品する
- 引き取り希望者と連絡を取る
- 約束した日時・場所にて引き渡す
リサイクルショップで売れなかった場合はぜひとも利用してみてください。
メリット:自宅で取引が完結する
ジモティーのメリットは自宅で取引が完結する点です。
ジモティーでは引き取り希望者が自宅まで来てくれるので、リサイクルショップのように自分で移動する手間がありません。
手間を抑えつつ処分にお金もかけたくない場合はジモティーを使いましょう。
注意点:他人と実際に合う必要がある
ジモティーの注意点としては、赤の他人と直接会う必要がある点です。
ジモティーで引き渡す相手は、何の素性も知らない他人です。そんな人に自宅を教えることになるので、人によっては抵抗があるでしょう。
ただしジモティーの引き渡しは厳密なルールがあるわけではないので、顔を合わせたくない場合は「自宅の前に置くのでそのまま持って行ってください」と依頼することも可能です。
また、自宅を教えたくない場合は、公園などで待ち合わせをしてその場で引き渡す方法もあります。
ジモティーは無料で処分ができる数少ない方法でもあるので、できるだけ工夫をして利用することをおすすめします。
処理施設へ持って行く
処理施設へ持って行くという方法もあります。
10キロで100円などの低料金なので、粗大ごみで捨てるよりも料金を抑えられます。
また他のごみも一緒に処分できるという点も魅力の一つです。
利用手順は以下の通りです。
ジモティーの利用手順
- 車に電動自転車を載せる
- 処理施設まで行く
- スタッフの指示や処理施設のルールに従って処分
できるだけお金をかけずにすぐに処分がしたい場合は処理施設を利用してみましょう。
メリット:比較的すぐに確実に処分できる
処理施設のメリットは、比較的すぐに確実に処分できる点です。
粗大ごみは処分を依頼してから回収日まで時間がかかることが多いですが、処理施設なら日曜日・祝日以外は営業していることがほとんどです。
そのため、思い立った時にすぐに処分に踏み切れます。
他のごみも一緒にまとめて処分できるのも処理施設ならではのメリットと言えるでしょう。
注意点:車が必要
処理施設の注意点としては、車が必要な点です。
特に電動自転車を載せられるような車は限られているので、人によってはそもそも処理施設が利用できないことも少なくないでしょう。
また、粗大ごみと同じようにバッテリーは分別する必要がある点にも注意してください。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼する方法もあります。
手順としては以下の通りです。
不用品回収業者に依頼する手順
- 不用品回収業者に電話やネットで依頼をする
- 業者が自宅まで来て査定をする
- 買取対象だった場合は現金を受け取る
- 買取にならなかった場合は処分を依頼するかその場で決める
買取を行っている業者であれば「買取」→「処分」といった流れで、まずは査定をしてもらえます。
査定後に買取対象で金額に納得がいけば、その場で現金を受け取って売れますし、買取にならない場合はキャンセルをするか、その場で回収をしてもらうかを決めます。
メリット:手間をかけず、すぐに処分できる
不用品回収業者のメリットは手間をかけずに、すぐに処分ができる点です。
依頼をしてすぐに自宅まで駆けつけてくれるので、自宅から出る必要はありません。
また引っ越し間近ですぐに捨てたい場合にも活躍します。
そのため、手間を抑えたいなら不用品回収業者の利用を検討しましょう。
注意点:悪徳業者を見分ける必要がある
注意点としては悪徳業者を見分ける必要がある点です。
不用品回収業者の中には、出張査定をしてもらうだけで料金を請求してきたり、料金を提示しないまま強引に回収をして高額な料金を請求してくることもあります。
このような業者を避けるためにも、口コミはしっかりと確認しておきましょう。
電動自転車の処分は日本不用品回収センターがおすすめ

電動自転車の処分は日本不用品回収センターがおすすめです。
日本不用品回収センターがおすすめの理由
- 豊富な実績
- 24時間365日対応ですぐに対応してもらえる
- 買取と処分を同時に行える
なぜおすすめなのか詳しく解説していきます。
豊富な実績
日本不用品回収センターは全国の幅広いエリアに展開している大手の不用品回収業者で、年間20,000件の実績を持っています。
実績が高いということはそれだけ信頼できる業者と考えても問題ありません。
安定感の高い不用品回収業者に依頼したいなら日本不用品回収センターを選びましょう。
24時間365日対応ですぐに対応してもらえる
24時間365日対応ですぐに対応してもらえるのも大きな魅力です。
電話で依頼してから最短30分で駆けつけてくれるので、引っ越し間近ですぐに処分したい時でも安心です。
また日中は仕事で忙しい方でも、24時間対応で深夜に依頼できます。
深夜に依頼できたり、年末年始に依頼できたりする業者は多くないので、利便性は抜群です。
買取と処分を同時に行える
日本不用品回収センターは買取と処分を同時に行えます。
まずは買取を依頼して、買取対象になって金額に納得がいけばその場で売れます。
もし買取対象にならなかった場合は、処分にかかる費用を聞いてから処分するかどうかを決められます。
つまり考え方によっては、処分もできて自宅まで来てくれるリサイクルショップのようなものです。
LINE見積もりも行っているので、気軽に依頼してみてはいかがでしょうか。
電動自転車の処分に関するよくある質問

最後に電動自転車の処分に関するよくある質問を紹介します。
電動自転車の処分に関するよくある質問
- 不用品回収を依頼する際はバッテリーはどうする?
- 鍵がなくて動かないときはどうすればいい?
- バッテリーが壊れていても売れる?
- 電動自転車は何年持つ?買い替えるタイミングは?
気になる項目があれば確認しておきましょう。
不用品回収を依頼する際はバッテリーはどうする?
不用品回収を依頼する場合、バッテリーを分別する必要はありません。
すべて回収業者に任せましょう。
ただし防犯登録の抹消は必要なので、依頼をする前に済ませておきましょう。
鍵がなくて動かないときはどうすればいい?
鍵がなくて動かない場合は、警察に頼めば鍵を破壊してもらえます。
ただし防犯登録をしていて、身分証を提示する必要があります。
また、自分で鍵を壊すという方法でも問題ありません。ワイヤータイプであればワイヤーカッターで鍵を開けられます。
馬蹄錠の場合はマイナスドライバーを差し込んで左右に動かすことで解錠できます。
バッテリーが壊れていても売れる?
電動自転車はバッテリーが壊れている場合はほぼ確実に売れません。
バッテリーが壊れている電動自転車は通常の自転車よりも不便なので、売ることはあきらめましょう。
ジモティーであればもしかしたら無料で引き取ってもらえる可能性はあるので、出品してみるのも一つの手です。
電動自転車は何年持つ?買い替えるタイミングは?
一般的に電動自転車8〜10年程度、バッテリーは2〜5年程度の寿命と言われています。バッテリーの方が先に壊れやすいため、バッテリーのみを買い替える方も少なくありません。
すでに一度バッテリーを交換している場合は、自転車本体のタイヤやブレーキも消耗しています。ですから、バッテリーを交換するか自転車本体を買い替えるか検討しましょう。
バッテリーは数年使っていると使用中に電池が切れやすくなります。充電の頻度が増えたり、使い勝手の悪さを感じたりした時に買い替えましょう。
電動自転車の処分方法まとめ
電動自転車の処分は「防犯登録の抹消手続き」をすることは非常に重要です。
「防犯登録の抹消手続き」をしないまま譲るとトラブルになりやすいです。
また、リサイクルショップに出すにしても処分するにしても「防犯登録の抹消手続き」が終わっていないと対応してもらえません。
正しい手順で自分に合ったお得な方法で処分を進めてください。
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