自転車がパンクしたから買い替えたいけど、どうやって処分すればいいの…?
自転車を捨てる前に防犯登録の抹消手続きが必要って本当?何をすればいい?
自転車の処分に困っていませんか。ここでは、自転車の処分方法について知りたい人向け自転車の処分方法や、処分する際に欠かせない防犯登録の抹消方法まで詳しく紹介しています。
自転車を処分ならどういう方法が良いのか、自転車を処分する時、気を付けたほうがいいことは何かお悩みの方もいますよね。今回は、自転車の処分方法や捨てるときに必要なポイントについて詳しく調査しました。
記事を確認して、手間なく簡単に自転車を処分しましょう!
この記事を読んでわかること
- 自転車を買い換えるならお店で回収してもらうのが無難
- 自転車を処分するときにかかる費用は1,000円〜3,000円程度
- 自転車の防犯登録抹消手続きの方法をわかりやすく解説
- 自転車の処分時の注意点について
自転車を処分する7つの方法!

自転車を処分する方法を7つ解説します。処分方法によって費用や手間が変わります。ですから、自転車の状態やご自身の都合にあわせて処分方法を選択すると良いでしょう。
自治体の粗大ゴミに出す

自治体では、自転車などを粗大ゴミとして「収集」と「持ち込み」という二種類のサービスで回収しています。
自治体の中には、まだ使用できて防犯登録ができる自転車を無料で引き取ってくれるところもあるようです。
自治体の戸別収集
自治体の戸別収集 |
処分費用 |
自治体による(数百円~) |
買取 |
なし |
安全性 |
自治体がおこなっているため◎ |
処分の容易さ |
△(事前申し込み・ゴミ処理券などの購入が必要) |
メリット |
安心して依頼できる |
デメリット |
手続きが面倒くさい・時間がかかる |
自治体サービス・収集は、自治体へ事前申し込みをして自転車を回収してもらう処分方法です。自治体がおこなっている回収サービスなので、不法投棄されたり犯罪に使われたりする心配は無用と言えます。
安心安全な処分をお願いしたいという人におすすめできる処分方法と言えるでしょう。
申し込みやゴミ処理券の購入が必要だったり、指定の排出場所まで持って行かなければならないという点は要注意。「収集」すると言っても、マンションやアパートなどの集合住宅に住んでいる人は、管理会社やオーナーが指定する排出場所へ自転車を指定日時に出しておかなければなりません。
また、申し込んだらすぐに収集してくれるわけではないので収集の希望日時がある人にとっては億劫だと感じるでしょう。
自治体へ持ち込み処分
処理施設へ持ち込み |
処分費用 |
自治体による(収集の半額である場合が多い) |
買取 |
なし |
安全性 |
◎ |
処分の容易さ |
△ |
メリット |
安く処分できる |
デメリット |
自分で持って行かなければならない・時間がかかる |
自治体サービス・持ち込みは、処分したい自転車を自分で直接自治体指定の場所まで持ち込み処分してもらうという方法です。あまりお金をかけずに自転車の処分をおこないたい人におすすめです。
各自治体が指定する場所へ、自分で自転車を運ばなければならないというデメリットがあります。基本的に車などで持ち込むことになりますが、車の大きさや自転車サイズによっては持ち込みが難しい場合も考えられるでしょう。
「収集」「持ち込み」どちらとも、申し込んですぐに処分してもらえるわけではないので時間がかかるのが嫌という人には不向きです。
不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者は、自転車や大型家具など様々な不用品を回収してくれる業者のことです。
不用品回収業者 |
処分費用 |
1,000円程度~(処分する自転車・業者・プランによる) |
買取 |
〇(おこなっているところもあり) |
安全性 |
〇(業者による) |
処分の容易さ |
◎ |
メリット |
家まで回収に来てくれる |
デメリット |
悪徳業者も中にはいる |
不用品回収業者は、自転車と一緒に不用品の処分をするのに最適です。指定した日時に自宅まで自転車を取りに来てくれるので、多忙な人やなるべく面倒くさくない処分方法を探している人にはぴったりです。
即日対応の業者もあります。自転車以外にも処分して欲しい粗大ゴミ・不用品があるという人にもおすすめです。
高額な費用を請求してきたり、不法投棄をおこなう業者もいるので、業者を選ぶ際は口コミ・評価などを確認するのが良いでしょう。買取サービスを実施している不用品回収業者もあるので、まだ乗れる自転車やロードバイクの処分をおこなう場合は、買取サービスがある業者を選ぶのが得策と言えます。
引っ越し業者に依頼する

引っ越しと同時に自転車を引き取って欲しいなら、引っ越し業者に処分をお願いするのも良いでしょう。
引っ越し業者 |
処分費用 |
業者による(無料引き取りしてくれる場合も) |
買取 |
あり(業者による) |
安全性 |
〇 |
処分の容易さ |
〇 |
メリット |
引っ越しと同時に処分が完了する |
デメリット |
引っ越し理由でない自転車は引き取ってもらえない |
引っ越しでバタバタしている時に、自転車の処分もするとなるとさらに忙しくなってしまいます。なので、引っ越すから自転車を持って行かないという選択をした人には手間暇もかからず最適な方法と言えます。
ただし、引っ越しが理由でない自転車処分方法としては活用が難しいでしょう。
自転車販売店に引き取ってもらう

自転車販売店では、新しい自転車購入時にこれまで乗っていた自転車を引き取ってくれるところがあります。
自転車販売店 |
処分費用 |
無料~1,000円程度(自転車の種類・店舗による) |
買取 |
あり(店舗による。下取りなど) |
安全性 |
〇 |
処分の容易さ |
〇 |
メリット |
防犯登録の抹消もやってくれる |
デメリット |
持ち込むのが面倒くさい |
防犯登録の抹消手続きも同時におこなってくれるので、防犯登録の抹消を自分でおこなうのが面倒という人にはおすすめです。
自転車を買い替える場合は無料で古い自転車を引き取ってくれる店舗もあります。また、その店舗で新しい自転車を購入しない場合でも、有料にて回収してくれるところがあります。
まずは、引き取り対応をしているか電話などで確認してみてください。
リサイクルショップで売る

リサイクルショップでは、自転車によっては引き取ってくれるところがあります。
リサイクルショップ |
処分費用 |
無料~ |
買取 |
◎(自転車による) |
安全性 |
〇 |
処分の容易さ |
〇 |
メリット |
すぐに処分できる・買取ができる自転車なら収入になる |
デメリット |
引き取りができない自転車がある・査定額が低め |
綺麗に使っている自転車やブランド自転車・ロードバイクなどなら、リサイクルショップへ持って行くことで買取金をもらいつつ処分ができるでしょう。ショップによっては、持ち込みだけでなく自宅へ訪問して買い取ってくれるサービスをおこなっているところもあります。
査定が終わればすぐに買い取ってもらえるので、速やかに自転車の処分をおこないたいという人におすすめです。
先に書いたとおり、訪問買取サービスを利用できる店舗もありますが、持ち込みでの査定と比べて、出張費用などが差し引かれてしまい、査定額が低くなってしまう恐れがあることを念頭に置いておきましょう。
フリマサイト・ネットオークションに出品する
パソコンでもスマートフォンからでも気軽に利用できる、フリマサイトやネットオークションサイトでも自転車の処分は可能です。
フリマサイト・ネットオークション |
処分費用 |
取引による(マイナスになることはありません) |
買取 |
取引による |
安全性 |
△ |
処分の容易さ |
△ |
メリット |
綺麗に使用している自転車やロードバイクなどは高値で売れる |
デメリット |
落札者などとのやり取りが必要・梱包が面倒くさい |
フリマサイトやネットオークションを利用して自転車を処分する方法は、ブランド自転車やロードバイクなど人気のある自転車ならメリットがあります。
子供用自転車や折りたたみ自転車など、需要が高いものを出品するのも良いでしょう。購入者とのやり取り・梱包などが発生する手間暇がかかるのが注意ポイントです。
必要な人へ譲渡する

「自転車が欲しい」と考えている友人や知人などに、自転車を譲ることで処分をおこなうという方法もありです。
自転車の処分方法⑦必要な人へ譲渡する |
処分費用 |
無料~ |
買取 |
なし |
安全性 |
〇 |
処分の容易さ |
〇 |
メリット |
双方が納得していれば多少傷がある自転車でも処分可能 |
デメリット |
防犯登録の抹消をおこなっていないとトラブルに巻き込まれる恐れがある |
友人や知人に自転車を譲るという処分方法は、処分費用をかけることなく簡単にやり取りがしたいという人に適しているでしょう。
一点、気をつけておきたいのが防犯登録の抹消手続きです。抹消手続きをしていないと、譲った自転車が盗難されてしまい、犯罪行為に使われた時トラブルに巻き込まれる可能性があります。
自転車の防犯登録抹消手続きについては、次の項目で詳しくお伝えしているので目を通してみてください。
自転車を処分する前に防犯登録の抹消手続きが必要

今ある自転車の処分をおこなう時には、防犯登録の抹消手続きを済ませておく必要があります。「どうして自転車の防犯登録を抹消しておかなければならないの?」
と疑問に思う人もいるでしょう。この項目では、そもそも自転車の防犯登録とは何なのか・自転車の防犯登録の抹消をしておかないとどういうデメリットがあるのか・防犯登録の抹消手続きの仕方について詳しくお伝えします。
自転車の防犯登録を解説
自転車防犯登録をおこなうと、そこから10年間、警視庁のデータに防犯登録番号が登録されます。登録料が500円かかる有償の登録にはなりますが、大半の人が自転車購入時にこの登録を済ませています。
その理由は、万が一自転車を盗まれたとしても、自転車が発見されれば自転車が手元へ戻ってくる確率が上がるからです。そんな自転車の防犯登録が解除されていない状態で、自転車を処分したとしたらどうなるでしょうか。
友人・知人に防犯登録抹消手続きをしないまま譲れば、友人・知人が自転車を盗んだ疑いをかけられる可能性があります。
リサイクルショップやフリマサイト・ネットオークションなどを使って買い取ってもらった場合は、自転車が犯罪に使用されたら登録先である自分に連絡が届くのでトラブルに巻き込まれる確率が高まるでしょう。
防犯登録の抹消手続きの方法
自転車の防犯登録抹消手続きは、各自治体によってやり方が多少異なります。詳細については各自治体が運営している「自転車防犯協会」のサイトを確認してみてください。
実際に抹消手続きにはどういうものを持参する必要があるのか、一例として東京都における防犯登録の抹消手続きについてチェックしてみましょう。
防犯登録抹消手続きに必要なもの
- 自転車本体
- 公的機関発行の身分証明証(運転免許証・健康保険証など)
- 外国国籍の方は、外国人登録証明書など
- ※抹消登録手続きの便宜上、防犯登録カード(お客様控)がある場合にはご提示ください。
出典:東京都自転車商防犯協力会
東京都の場合は、「自転車防犯登録所」の看板がある自転車販売店やスーパー、ホームセンターなどで手続きができます。
処分方法によっては自分でしなくて良い場合も
ここまで、自転車を処分する際は自分で防犯登録を抹消しなければならない旨を述べてきました。ですが、処分方法によっては自分で手続きをしなくて良い場合もあります。
自転車販売店に持ち込んだ場合は、その場で抹消手続きをやってくれます。そのため、先に自分で抹消手続きをおこなう必要はありません。
リサイクルショップなども、店舗によって防犯登録抹消手続きもやってくれるところがあります。事前にやってくれるかどうか電話やメールにて問い合わせ確認をしておくとスムーズに自転車の処分がおこなえるでしょう。
自転車の捨て方を比較!費用や特徴がわかる!
自転車の処分ってどうすればいい?手間をかけずに捨てたい!
自転車の捨て方はいくつかあります。ご自分の状況にあった方法で自転車を処分しましょう。以下の表では費用や特徴をまとめています。
自転車を処分する際の注意点

この項目では、自転車を処分する時に気をつけたいポイントについて紹介します。
自転車を処分するときは鍵をかける
自治体へ粗大ゴミとして収集してもらう場合は、鍵をかけた状態で出すように徹底しましょう。鍵をかけずにそのままの状態で出してしまうと、誰かに盗られてしまう恐れがあります。
自転車の放置は厳禁
「自転車を処分するのは面倒くさいから、マンションの自転車置き場に放置しておく」という方法はおすすめできません。
放置した自転車は、害獣・害虫の温床となってしまったり、錆が自転車置き場や他の自転車に移ってしまったりと他住民への迷惑となってしまいます。不法投棄を助長してしまう可能性も考えられます。
不要になった自転車は、責任を持って処分しましょう。
自転車の処分は日本不用品回収センターにお任せ
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自転車の無料回収サービスはある?カインズ・あさひで引き取りしてる?
自転車を無料で処分する方法がないか気になりますよね。自転車を新たに購入すると無料で回収してくれる引き取りサービスを調べました。
お店 |
費用 |
利用条件 |
カインズ |
無料 |
商品の購入 |
イオンバイクモール |
無料 |
商品の購入 |
サイクルベースあさひ |
550円〜1,100円 |
商品を購入すると550円で対応可
実店舗へ持ち込む |
カインズやイオンバイクモールで商品を購入すると、自転車を無料で引き取ってもらえます。サイクルベースあさひでは自転車のみの引き取りも行っていますが、1,100円かかります。
これから新しい自転車を購入する方は、近くに店舗がないか調べてみましょう。
自転車の処分でみんなが悩む疑問を解説!
壊れた自転車以外に処分したい不用品があれば、不用品回収業者の利用がおすすめです。不用品の分別や運び出しはすべてスタッフが対応いたします。
自転車の捨て方は厳密には自治体ごとに異なりますが、電話やインターネットから回収を申し込むケースが多いです。予約後にコンビニで粗大ゴミ処理券を購入します。
防犯登録は万が一盗難やトラブルがあったときに、自転車の持ち主を確認するためのものです。防犯登録の抹消手続きをしたあとに、自転車を処分しましょう。
自転車の処分方法のまとめ
自転車の処分方法やその際に必要となる自転車の防犯登録抹消手続きなどについて、詳細にお伝えしましたが、いかがだったでしょうか。自分にとって「これが一番納得いく」と思える自転車の処分方法を選択しましょう。
また、処分先が防犯登録抹消手続きをおこなってくれるというところを除き、事前に防犯登録の抹消手続きをするのを忘れないようにしましょう。ようやく自転車の処分が終わったと思ったら、後日警察から連絡が入るようなトラブル・問題に巻き込まれたというのでは堪りません。
気持ち良く自転車の処分をおこなうためにも、防犯登録の抹消手続きは必須です。
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