
「引っ越しをして新しい家具を購入した」「子供が大きくなったので学習机がいらなくなった」など、数年に1度くらい大型家具を処分することがありますよね。
そんな時、一体どうやって処分していいかわからないと困っておられませんか?「重くて自分では運べない」「処分費用が高額になりそう」といった心配事も多いと思います。
そこでこの記事では、大型家具の処分方法をご紹介いたします。7つの処分方法を解説し、それぞれの処分費用もご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を読んでわかること
- 大型家具を処分する7つの方法
- 大型家具の処分に掛かる費用
- 大型家具の処分に関するよくある質問
大型家具を処分する7つの方法

大型家具の処分について、7つの方法をご紹介していきます。
なるべく簡単な方法や、費用が安く抑えられるものなど、それぞれのメリット・デメリットについても解説していきます。
自治体の戸別収集で粗大ゴミに出す
一番確実な方法が、自治体の粗大ごみの回収サービスの利用です。回収の申し込みを行ってから指定された日時に、指定された箇所へ粗大ごみを置いておくと回収してくれます。
申し込んですぐに回収してくれるケースは少なく、大抵は申し込みから回収の指定日まで一週間以上空いてしまいます。年末の大掃除や3~4月の引っ越しが多い時期はなかなか予約が取れませんので、スケジュールに余裕をもって申し込むようにしましょう。
デメリット
- 指定日まで期間が空くことがある
- 指定の場所まで運び出しが必要
大型家具を解体してごみに出す
そのままでは通常のごみとして出せない大きさの大型家具でも、自治体によっては30㎝以下に解体すれば一般のごみとして出すことが可能です。
ネジを外したり部品を分解する程度で解体できるものであれば、なるべく小さくばらして処分しましょう。電動のノコギリがあれば、比較的大型の家具でも解体することができますが床を傷つけてしまう恐れもあります。
ノコギリを使って解体する際は、ケガのないよう十分注意してください。
地域によっては、解体しても粗大ゴミとしての扱いとなることもあります。
メリット
- 一般のゴミとして出せるので費用がかからない
- 予約などのスケジュール管理がいらない
デメリット
- 解体に時間と労力がかかる
- 床を傷つける恐れやケガをするリスクがある
- 地域によっては不可
家具の販売店で引き取ってもらう
新しく家具を購入したのであれば、販売店に不要となった家具を引き取ってもらうことが可能です。無料、もしくは低価格で引き取ってくれる店舗もあり、基本的には購入した家具と同種のものを同数引き取りとなります。
自宅までの配送サービスを頼んでいればその時に不要な家具を回収してもらえるため、運ぶのが難しい大型家具の運び出しにも対応してもらえます。
デメリット
- 利用できるのは新しい家具を購入した場合のみ
- 対象となる家具は、購入した家具と同種のみであることが多い
- 販売店によってサービス内容が異なる
リサイクルショップで売却する
リサイクルショップでは大型家具の買い取りにも対応しています。傷が少なくまだ使用できそうであれば査定を依頼してみましょう。人気のメーカーの家具であれば、思わぬ高値が付くこともあります。
出張買取を行っている業者もありますので、運び出すのが難しければ出張買取の利用がおすすめです。
メリット
- 買い取ってもらえれば収入になる
- 出張買取を利用すれば運ぶ負担もない
デメリット
- メーカーが不明のものは買い取ってもらえない可能性がある
- 汚れや傷が酷いものは買い取り不可
- 出張買取で値が付かない場合は、出張費用だけ支払うケースがある
フリマアプリやネットオークションを利用する
まだ使用できるものであれば買い手が付くことがありますので、フリマアプリやネットオークションを利用しましょう。同じような家具の販売実績と比較しながら、ある程度自分の自由に販売価格を設定することができます。
ただ大型家具は配送料が高額となるため、価格の設定には送料を考慮する必要があります。ジモティーなど地元密着型の不用品譲渡サービスを利用すれば、直接受け渡しすることも可能です。
メリット
- 買ってもらえると収入になる
- 販売価格を自由に設定できる
デメリット
- 出品や交渉などに手間がかかる
- 梱包に手間がかかる
- 発送の費用が高額
- 売れないこともある
引越し業者に処分してもらう
引っ越しを機に不要な大型家具が出た場合は、引っ越し業者に引き取りを依頼することができます。新居に行ってから処分を依頼したり、退去するまでに処分したりといった手間がかかりませんので簡単に捨てることができます。
対応している業者は大手が多く、実施していない引っ越し業者もあるため事前の確認が必要です。
大型家電を回収してくれる引っ越し業者は多数ありますが、テーブルや食器棚といった家具を回収してくれる業者は限られています。日通であれば、大型家具の引き取りサービスがあります。
メリット
- 引っ越しの際に引き取ってもらえるので手間がかからない
- 新生活に余計な荷物を持ち込まなくてよい
デメリット
- 引っ越し費用とは別に費用がかかる
- 対応していない引っ越し業者が多い
不用品回収業者に依頼する
自治体による大型家具の回収は、申し込みから回収までに1週間程度時間がかかります。年末や引っ越しシーズンなどは予約が取れないこともありますので、すぐに処分したい場合は不用品回収業者への依頼がおすすめです。
マンションの高層階にお住いの場合などは回収場所まで運ぶのが大変ですが、不用品回収業者に依頼すれば運び出しにも対応してもらえます。大型家具以外にも不用品があれば、まとめて回収してもらいましょう。
メリット
- すぐに処分したい時に対応してもらえる
- 動かせない大型家具の運び出しに対応
- その他の不用品もまとめて回収してもらえる
デメリット
- 自治体で処分するよりも費用がかかる
- 一部悪質な業者がある
悪徳な不用品回収業者に注意!
不用品回収業者の中には、法外な料金を請求する悪徳業者が紛れ込んでいることがあります。安い料金につられて依頼すると、あとでトラブルに巻き込まれる可能性があるので注意してください。
自治体から許可をもらって運営している業者は「古物商許可」もしくは「一般廃棄物収集運搬許可」を得ています。依頼する前に「古物商許可」または「一般廃棄物収集運搬許可」を得ているかどうかチェックしておきましょう。
大型家具の処分にかかる費用はいくら?処分方法別に解説!

不用品の買い取りについて7つの方法をご紹介しましたが、結局どの方法が一番安いのでしょうか。買い取ってもらってプラスになるならそれが一番いいのですが、使い古した家具の場合はそうもいきませんよね。
買取以外の方法で処分した場合、どのくらいの費用かかるのかご紹介していきたいと思います。
自治体の戸別収集で粗大ゴミに出す
自身で運び出しが可能であれば、自治体の利用が比較的安価です。自治体によって処分にかかる費用は異なりますので、お住いの自治体のホームページをご確認ください。
【東京都練馬区の手数料】
テレビ台:400円
テーブル(1m以上のもの):800円
ベッドの枠:1,200円
ソファ(3人掛け):2,000円
※練馬区の場合、直接持ち込むと手数料が半額になります。
東京都練馬区のように、持ち込みを行うと手数料が安くなる自治体も多くあります。
大型家具を解体してごみに出す
一般のごみの日に出すことになりますので費用は無料です。解体の労力はかかってしまいますが、分解可能であれば一番費用を抑えることができます。
部品を外すだけで分解できるようなものは、なるべくばらしてごみの日に出してしまいましょう。自治体によっては解体しても大型ゴミの扱いとなる地域もあるので、事前にお住いの自治体のホームページをご確認ください。
家具の販売店で引き取ってもらう
新しく家具を購入した場合は、家具販売店で不要な家具を回収してもらえます。回収費用や条件は店舗によって異なりますので、家具購入時に確認してみましょう。
ほとんどの場合は、配送依頼をした場合のみ引き取り対象となります。IKEAでは、IKEA製品の家具のみ買取り対応があります。
店舗ごとの大型家具引き取り費用と条件(※2022年7月現在) |
ニトリ |
4,400円 |
購入した家具と同量または同容量であれば引き取り可 |
無印良品 |
3,000円 |
対象商品に限り、購入商品と「同種」かつ「同数」を引き取り※こたつ、学習机などは引き取り不可
(吊り下げ作業が必要な場合は別途4,000円) |
IKEA |
無料 |
ソファ・マットレス購入時、同種・同サイズのソファ・マットレスであれば引き取り可
IKEAの家具(テーブル・チェア・テレビ台・本棚など)であればコンディションによって買取対応有り |
東京インテリア |
小型家具:2,000円
中型家具:3,000円
大型家具:4000円 |
購入した家具と同等・同数であれば引き取り可
(幅+丈+奥行)=200㎝未満は小型家具、200㎝以上300㎝未満が中型家具、300㎝以上が大型家具に分類される
※2人掛けソファ、ベッド一式は5,000円 |
マナベインテリアハーツ |
3,300円 |
購入した家具と同種、同数量または同容量のみ |
ベルメゾンネット |
無料 |
対象商品に限り41,800円以上購入して大型商品発送を依頼した場合(送料7,150円)
購入した家具と同種であれば同数引き取り可 |
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者はそれぞれ処分に掛かる費用が異なりますので、2~3社から見積もりを取って選ぶのがおすすめです。あまり安すぎる業者は、違法業者の可能性がありますので注意してください。
ホームページを確認し、「古物商許可」もしくは「一般廃棄物収集運搬許可」があるか確認してから依頼するようにしましょう。
大型家具の処分は日本不用品回収センターにご相談ください

日本不用品回収センターは1都3県を中心にサービスを展開している不用品回収業者です。6つの定額パックの中からお客さまにあったプランをご提案いたします。年間20,000件の実績があり、最短30分で対応いたします。不用品1品から家丸ごとの不用品まで量に関わらず作業可能です。
お見積もりや相談は無料ですので、大型家具の処分にお困りの際はお気軽にご相談ください。
日本不用品回収センターの特徴
- WEB割引を利用すれば最大で1万円お得になる(SSパック、Sパック、Mパックが適用対象)
- 24時間365日、時間帯や曜日を問わず対応
- リサイクル可能なものは高価買取
- 出張査定が無料
- 即日回収が可能
大型家具の処分に関するよくある質問

大型家具を処分する機会はそう何度もありませんから、どうすればいいかわからないことも多いのではないでしょうか。大型家具の処分に関するよくある質問についてまとめましたので、参考にしてください。
大型家具の処分に関するよくある質問
- 自分で運べない大型家具の処分におすすめの方法は?
- 大型家具を無料で引き取ってくれるサービスはある?
- 大型家具をできるだけ安く処分するならどの方法がいい?
自分で運べない大型家具の処分におすすめの方法は?
自分で運び出しができない大型家具の場合、運び出しに対応してくれる方法がおすすめです。新規に家具を購入した場合や引っ越しした場合は、家具販売店や引っ越し業者に引き取りを依頼するといった方法があります。
人気のメーカーのものなど売却できそうなものはリサイクルショップの出張買取を利用しましょう。破棄するしかない場合は、不用品回収業者で対応してもらえます。
運び出しに対応してくれる大型家具の処分方法 |
引っ越しで家具が不要になった場合 |
引越し業者に処分してもらう |
新しく家具を購入した場合 |
家具の販売店で引き取ってもらう |
売却できそうなもの |
リサイクルショップの出張買取を依頼 |
上記のどれにも当てはまらない
もしくは急いで処分したい |
不用品回収業者に依頼 |
運べないタンスの処分にお困りの方は、こちらの記事もあわせてご確認ください。
大型家具を無料で引き取ってくれるサービスはある?
無料で回収してもらう方法としては、解体してごみの日に出す方法と、家具販売店に引き取ってもらう方法があります。家具販売店による引き取りは新規の家具を購入した場合のみとなっており、ほとんどの店舗では有料での回収となります。
無料で回収を行っている店舗も条件がありますので、新規で家具を購入する予定があれば引き取りについても事前に確認しておきましょう。ジモティーなどの地域の不用品交換サービスを利用して、無料で譲渡する方法もあります。
大型家具を無料で処分する方法
- 解体してごみの日に出す
- 家具購入時であれば各販売店の引き取りサービスを利用
- 地域の不用品譲渡サービスを利用
大型家具をできるだけ安く処分するならどの方法がいい?
解体してごみの日に出す方法が一番安価です。家具を新しく購入しており、無料での引き取りの対象となるなら、家具の販売店での回収サービス利用もよいでしょう。
解体が難しく新規で家具の購入もしていないなら、自治体の戸別収集が比較的費用が安くなります。
大型家具をできるだけ安く処分する方法 |
解体できる場合 |
解体してごみの日に出す |
解体できない場合 |
自治体の戸別収集で粗大ゴミに出す |
まとめ|大型家具を処分する方法7選
大型家具を処分する7つの方法についてご紹介いたしました。一番確実で比較的費用が安いのは自治体の戸別収集での処分です。30㎝以下に分解することが可能なら、ごみの日に出すことができるので無料で処分できます。
運び出しが難しければ、引っ越しの時は引っ越し業者の引き取りを、家具を買い換える時は家具販売店での引き取りを利用するのがおすすめです。
傷が少なくまだ使えそうであれば、プリマアプリでの出店や、リサイクルショップに持ち込こんで売却することもできます。「とにかく早く処分したい」という時は不用品回収業者に依頼しましょう。
状況に合わせて、ベストな処分方法を選んでください。